宇宙の法 -黎明編- 感想録

 どうも、バーチャルブロガーのリベレイト羊華です!

 バーチャルブロガーとしての初記事ということで、今回はとあるアニメ映画について語ろうかと思います!

 ちなみにみなさんはココ最近上映されたアニメ映画で何が思い浮かびますか?「若おかみは小学生!」、「のんのんびより ばけーしょん」、「君の膵臓をたべたい」。

 今回語るのはそれのどれでもありません。今回語るのはこちら。制作総指揮・原案「大川隆法」の長編アニメーション作品

 「宇宙の法 -黎明編- The LAWS of the UNIVERSE PART1」です!

 

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※本記事は幸福の科学の信者の方向けの記事ではありません。また、筆者に関しても幸福の科学の信者ではありません。あくまでも1アニメ作品としての感想を述べたものとなります。

宇宙の法、及び前作UFO学園の秘密とは

  本作を語る上でまず必要な知識があります。それは前作にあたる「UFO学園の秘密 The LAWS of the UNIVERSE PART0」という作品です。

 あらすじとしては以下のようになります。

「とある地方にある全寮制の進学校「ナスカ学園」。この学園の生徒の「レイ」「アンナ」「タイラ」「ハル」「エイスケ」の5人は「チーム・フューチャー」のネーミングのグループを結成し「探究創造科」の学習課題に取り組んでいた。夏休み前のある日、ハルの妹であるナツミがとある事件に巻き込まれる。その事件によってナツミは精神的に不安定になってしまう。その原因を探るため、ナスカ・ユニバーシティの教授「夜明 優」に助けを求め、退行催眠によって原因を突き止めることになる。それが彼等の壮大な宇宙体験のキッカケとなる・・・」

 UFO学園の秘密では、チーム・フューチャーがこれらの事件や実際にアブダクションされた体験を元に宇宙人について調べ初め、宇宙惑星連合の宇宙人(ヤギのような姿の賢者風の宇宙人や蜂のような姿の小心者の宇宙人、そして大川隆法が実際に見たという、どう見ても銀河鉄道999のメーテル)や自分自身の魂の記憶との交流を得てやりたいことを見つけだす。そしてハッピーサイエンス映画特有の悪の宇宙人種族レプタリアンとの戦うと言った内容です。

  正直な感想として、前作UFO学園の秘密はそれこそ宗教色のある作品ではありますが、それを払拭するレベルの心地よいボーイ・ミーツ・ガールな学園ドラマ作品として仕上がっています。同時期に上映されていた「心が叫びたがってるんだ」より視聴後の爽快感が良いと言ってもいいでしょう。

 そして、続編の宇宙の法は以下のようなあらすじとなっております。

「舞台は前作の3年後、高校卒業後ナスカ・ユニバーシティに進学しそれぞれの夢へと学んでいくチーム・フューチャーの5人。彼等は大学生として学んでいく一方で宇宙惑星連合の元でギャラクシー・フォース(詳細は後述)呼ばれる能力のトレーニングを積み、その力で地球へと侵攻してくるレプタリアンと戦っていた。そんな中タイラが敵の親玉であるダハールに操られ連れ去られてしまう。主人公のレイは仲間を救うため、そして敵の目的である「過去の地球の歴史を変える」を阻止するために、3億3000万年前へとタイムスリップする・・・」

 本作は敵の目的が過去の地球への干渉であり、主人公が地球の創生に関わる部分へと関与していく内容であるが、見事に前作より宗教色が強くなってしまっている。(宗教作品なのに宗教色の強い弱いなんてあるのかよってのは置いておいて・・・)

 それらを踏まえて良かった点、残念だった点を何点か上げていこうと思います。

良かった点

チーム・フューチャーの5人のその後を見られる

 これは続き物の作品の殆どに言えることで普遍的になってしまいますが、主人公達の3年後と言う設定であるため、大学生としての彼等がまた見れる所が良いと感じました。将来について迷い日々を無気力で過ごすレイ、UFOの開発に専念するがレイの無気力に苛立ちを覚え始めるタイラ、それぞれの夢に向かい努力するアンナやハル、何故か世界的ロッカーになって教職の勉強についても努力はしているがおっちょこちょいな部分はそのままのエイスケ。そんな彼等の話が前半見れるのは嬉しかったです。

アクション面がかなり良い

 そんな彼等は先程のあらすじにもあったギャラクシー・フォースと呼ばれる力でレプタリアンと戦う戦士でもあります。

 ギャラクシー・フォースとは「魂に刻まれた地球へと呼ばれる前の別の宇宙人の記憶、通称「魂の記憶」。その記憶にある姿へや力を引き出す」と言った能力です。素晴らしいぐらいに学園バトル物ラノベアニメにありそうな設定ですね。やっぱ大川隆法ラノベ書いた方が売れそう

 前作でもレイは他の仲間よりも早くその力に目覚めたが、本作では全員その力が使えるようになります。

 それらの能力を使ったシーンや過去の地球で行われる戦闘シーンはかなり良く、ドラゴンボールで言う所の殴り合いのようなシーンでも戦闘している部分が作画として描かれており、昨今の光の線で高速戦闘をすると言ったシーンもほんの少しある程度となっています。

へっぽこCGが進化した

 また、本作は3DCGで様々なシーンが描かれることが多い作品です。過去のハッピーサイエンス映画でも幾度か3DCGで描かれたシーンがありましたが、作品全体から見ても数分、それもCGのレベルがPS2のゲームレベルと言ったものがほとんどです。(それらについては、過去制作された映画「仏陀再誕」あたりを見れば理解できると思います)

 ですが本作では、トータルで10分以上超えるであろうCGが見れる他、PS2レベルのCGがPS3の中でも高度であるレベルのCGが見れます。

有名声優による熱演

 前作にもあった有名若手声優の起用でしたが、今回は敵のボス役として村瀬歩氏が演じられています。村瀬歩氏と言えば「ハイキュー!の」日向翔陽役や「怪盗ジョーカー」のジョーカー役、「ラストピリオド」のラジェル役と言った中性的な声を活かした元気系の少年役の演技で有名な声優ですが、今作では暗躍しながら邪悪な表情を引き出す残忍なキャラクターです。

 有名所の作品のイメージではあまり考えられない配役かと思われますが、私が推しているアニメ作品「M3 -ソノ黒キ鋼-」という作品の伊削ヘイト役で見せた狂気にまみれた低音ボイスを知っていた身からするとベストな配役であったと感じています。

残念だった点

前作に比べて遥かに宗教色が濃い

 宗教作品であるため当たり前のことなのですが、前作に比べて非常に宗教色が強い作品となっております。

 前作では少なくとも「大川隆法による宇宙論」であったり「光の神の存在」であったりとその程度であったのに対して、本作では「地球を創生したオリジナルゴッド、「地球神アルファ」(まんま大川隆法)」金星を作ったノウハウを活かして地球を作ったけど、人間に個性を与えたり他の宇宙人を招いたらいざこざが産まれたので法を説くと言ったシーンがラストで3分ぐらいあります。そういった部分は仏陀再誕や永遠の法にもありましたが、今回は地球創生に関する話だったため他の作品より壮大な説法が展開されます。

せっかくのハッピーサイエンス映画なのに銀河万丈氏や子安武人氏が不在

 酷い言いがかりですが、本作に上記のお二方が不在だったのは個人的に残念でした。

 というのもハッピーサイエンス映画に置いてお二方は様々な役で出ることが多く、子安武人氏は殆どの確率で真実の仏陀大川隆法)、そして銀河万丈氏は殆どの確率で悪党(UFO学園ではついにレプタリアン役となる)を演じられている。

 しかし本作ではお二方は不参加と非常に残念な結果となっております。(まあ参加したくないでしょうし、子安武人氏に至ってはファンでも見なくていいと言った逸話があるぐらいですし・・・)

挿入歌が結構雑に入る

 どういう事だって思いますが、本当に雑に挿入歌が流れてきます。

 例として、ゼータ星のレプタリアンである「ラムザ」が星を破壊され宇宙船で逃げるシーンにて、宇宙船の中でアルファの使いとして現れた少年「エロス」が彼等を地球へと導くシーンがありますが、そこで何故かエロスのカットが何個が流れつつ絶妙にヘナヘナする挿入歌が流れます。しかもそのシーンでちょっと横を見てみたら信者の方と思わしき人が思いっきり寝ていました。

 そういった感じの「なんでここで挿入歌?」って感じのシーンが3つほどあります。

総括

 本作の総括と致しましては、ハッピーサイエンス映画の入門としては決しておすすめできる内容では無いが、UFO学園の秘密の続編としてはオススメの作品である。と言った感じです。

 本作はまだ公開して1週間も経っておりません。むしろ今ブログを書いている時点で公開して1日目ぐらいの作品です。

 UFO学園の秘密は配信には恵まれていない作品ですが、レンタルDVDについては探せばある作品となっております。また、宇宙の法ー黎明編ーの公式Twitterでは前作のあらすじを公開しておりますので遡って見るのも一つの手です。

www.youtube.com

あとがき

 ここまでお読み頂きありがとうございます。初のアニメ記事がまさかハッピーサイエンス映画になるとは思いもよりませんでした・・・

 次回の更新は1週間以内になると思います。実はこれよりも前に書いている記事があったのですが、本作について語りたいと言った気持ちがあったというのと、その記事が長くなりそうでまだ編集中であると言った理由があります。

 それでは皆さん、ありがとうございました。